千葉・埼玉で高収入バイトって本当にあるの?
東京都と隣接する千葉県と埼玉県は、共に人口600万人を超す首都圏のひとつ。
千葉県は、日本を代表するアミューズメントパーク&リゾート施設の所在地ということで有名。
また、いちごや梨などのフルーツ、落花生や醤油、干物やはまぐりなどの名産や特産品などで溢れている。
さらに、関東地方の中でも比較的気候が穏やかで、春になるとさまざまな花が咲き乱れる。
特にビッシリと地面に黄色く敷き詰められた菜の花の美しさは圧巻。
年間を通して観光客も多く、特に「東京湾アクアライン」が開通してからは都内からもアクセスしやすくなった。
埼玉県は、「彩の国」の愛称として知られているが、これは県内の多彩な魅力や大きな発展の可能性を表している。
県庁所在地であるさいたま市(大宮地区)は、多くのショッピングモールやデパートが立ち並び、都内に引け劣らないくらいの賑わいをみせる一方で、西側に行けば秩父や長瀞など大自然を感じることができる。
キャンプ地などのレジャースポットも数多くあり、春や夏は多くの家族連れで賑わう。
そんな千葉県と埼玉県に住んでいる人たちは、勤務地が都内という人がかなり多いことから、「ベッドタウン」とも呼ばれていて、都内までわざわざ2時間以上かけて通勤する人も少なくはない。
その理由としては、当然だが全体的に物価が都内よりも安く、施設や暮らしなどの生活環境が整っている場合が高いからだ。
特に将来マイホームの購入を考えたり、子育て世代のファミリーなどは生活環境を重視するため、都内から遠すぎず近すぎない隣県に住居をかまえるのが主流となっている。
職種や働き口の多さ、賃金などは都内の方が圧倒的に高いため、通勤時間をかけてでも都内で働く人が多いのが現状。
では、千葉県や埼玉県など、東京都に隣接する県は低賃金での仕事しかないのかといわれればそうでもない。
もちろん誰でも就けるわけではない病院の医者や学校の教師などの資格を必要とする専門職は別として、“アルバイト”という括りの中においては意外と高収入の仕事がゴロゴロと転がっている。
どこまで時給をもらえれば高収入といえるかは人それぞれの考え方だが、さまざまな業種が増え続けている現代においては、年齢などの条件はあるものの働き口そのものを見つけるのに主要都市ではさほど困難なことではないのだ。
一般的に考えられているより高収入アルバイトの業種が多いということは、学生や主婦、フリーターや副職が可能なサラリーマンなど、あらゆる状況下の人たちがアルバイトをすることができる。
また、高収入アルバイトは短時間で稼げるため、プライべートの時間もしっかりと確保できるというのが最大のメリットでもある。
そもそもアルバイトというのは副職として稼ごうと考える人もたくさんいるので「短時間&高収入」というのは働き手にとってもっとも都合のいい稼ぎ方。
履歴書不要の日払いバイトや短期バイトもあるので、急な出費が発生した時も対応ができて安心だ。
また、より多く稼ぎたい人のために普段から注目されているのが、高収入のリゾートバイト(住み込みバイト)だ。
もちろん千葉県や埼玉県にも数多く存在する。
主に学生やフリーターに人気があり、アルバイトというよりは旅行気分に浸れることから各レジャーシーズンが近くなると応募が増える。
例えば、夏だったらお盆の時期(約一週間)だけ海の家で、冬だったらスキー場で働くなど夏休みや冬休みをうまく活用してアルバイトをしている学生が多い。
ほかにも、ホテルや温泉旅館、キャンプ場などさまざまなスポットでのリゾートバイトがあり、旅行が趣味だったり、身体を動かしたり仲間と過ごすのが好きな人、ワンシーズンの思い出を作りたい人にももってこいの高収入アルバイトだ。
ただし、このようなメリットとは逆に、注意しなければならないこともたくさんある。
高収入のアルバイトといっても、求人広告にはきちんと詳細が書かれていない、もしくはわざと分かりにくい表記がされていて、「働いてみたら条件が全然違かった」、「面接で言われたことがまったく守られていない」、「短期間のはずがなかなか辞めさせてもらえない」など、いわゆる“ブラックアルバイト”も世の中には数多く存在する。
また、高収入というキーワードを悪用して応募を集め、詐欺まがいの事業を行っている会社もあるといわれている。
何も考えず、とにかく稼ぎたいからと高収入という言葉にだけひかれて安易にアルバイトを始めてしまうのは、トラブルに繋がりやすいので避けたいところ。
本当に応募したい場合は、実績がある有名な求人サイトやチラシ、冊子などから見つけるなど、予め信用できる求人広告のリサーチが必要となるだろう。
または、同じ高収入アルバイトを探している友達と一緒に応募する、親にきちんと説明して慎重に介入してもらうなどさまざまな工夫をして、自分自身で働きやすい環境を作ることが大切だ。